グレーゾーン

グレーゾーンでコミュニケーションとれない子の進路って何があるんでしょうか？早くも進路を決めなくてはならない月君ですが、「プログラマーになりたい」と言うもののどんな仕事をしてるのか全く知ろうとしない。そしてなんとなく「専門学校に行くかも」と言い出した月君に私は怒りそうになったのである。ちょっと私が怒るとすぐ凹んで普段喋らないのにさらに喋らなくなるからなるべく我慢してるのですが・・・。

通信制の高校に電車で通っている高校１年生の（ASD）月君は、コミュニケーションが大の苦手。自ら話しかけることがなかなかできず、人に話しかけられてもすぐに答えることができません。自ら動く事がなく常に受け身で消極的。そんな月君に、さまざまな苦手を少しでも改善したいと思い、色んなことにチャレンジしてもらおうと思ってます。「一人でもできる」ことを増やし「人に話しかける」機会を作っていこうと思います。

「自閉症」という言葉を全く知らなかった私。まさか自分の子が発達障がいがあるなんて思いもしなかったあの頃。初めてその言葉に辿り着いた経緯や思いを綴ってます。今のように簡単に検索して調べる時代ではなかったので（特に私が調べることをしない人だったので）こども政策課から発達が遅れてると指摘されても全く聞く耳もたず、ひたすら自分の子の成長を待ち望んでいました・・・が。

幼児の頃からこだわりが強く、そのこだわりに苦労させられましたが、高校生の今ではそのこだわりの一つであった機械物への執着を活かしてプログラミンを独学で学ぶようになり、ゲームを作ったり、独自の編集ソフトを作ったり、独自のアプリを開発したりしています。しかし、人とのやりとりができない月くんは今後どうやってこの能力を活かして仕事をしていくのか・・・

ASDの高校生、月君は小一から自己肯定感がダダ下がりで今でも自虐的な行動と発言がおさまりません。特別支援学級に、当時は選択できる状態ではなかったのですが、やはり通常学級は厳しかった。その一部をお伝えします。